もうすぐ横国を卒業される長井琳風さん(経営学部)に、新歓からバイト、就活まで、充実した大学生活の過ごし方についてお訊きしました。
2019年度常盤祭でミスコングランプリを受賞された長井さんですが、3年生までは普通の大学生。きっと皆さんの学生生活の参考になるお話が聞けるのではないでしょうか?
横国入学!条件重視でサークル選び
−横国の経営学部に入った経緯を教えてください。
中学時代、吹奏楽部の部長をやっていたんです。そこでリーダーシップのとり方などを悩んでいたときにリーダー論や組織づくりについてわかりやすく書かれた本を読んで、心理学と経営学に興味を持ちました。
また、子供の頃から粘土や食品サンプルなどのものづくりが好きだったのですが、手先がすごく不器用で「私は職人にはなれないな…」と思い、企画やマーケティングでものづくりに関わりたいと考えていました。
心理学部と経営学部のどちらを選ぶかはかなり迷ったのですが、経営学部なら心理学も学べるし他の分野も学べるから将来の選択肢が広がるのではないかと思い、経営学部を志望しました。
大学選びは、まず学費が安い国公立大学が条件で、ネットで公開されているシラバスを見て、横国の経営学部は実践的な授業が多いことを知り、横国に決めました。
−新歓期の過ごし方はどのような感じでしたか?
新歓イベントは人並みには参加しましたが、興味のあるサークルしか乗り気になれなかったので、その場合はどうしても断れないのだけ行ってました(笑)。
初めて行った新歓イベントは、メイクイベントを行なっている学生団体が主催するものでした。新歓期ってみんな大学の友達を作るためにTwitterやるじゃないですか。私もやっていたんですけど、そこに昔ミスコンで準グランプリを獲った方がDMをくださって。そのイベントに誘ってくれたんです。多大なる信頼をミスコンに置いていたので(笑)、その日のうちに入ることを決めました。
他には、野球サークルもいろいろ見ました。本当は高校で野球部のマネージャーをやりたかったくらい野球が好きだったので(笑)いくつかまわって最終的に一つに絞って入りました。ただその野球サークルに同学年の横国女子がいなかったので、友達づくりのために私の代に一番人数が多かったハンドボールサークルにもとりあえず入りました。
私の場合、サークル選びは条件重視でした。お金がある方ではなかったので、ちゃんとした合宿があるサークルは候補から自然と外れました。入ったサークルでもあまりイベントには行かなかったですね。また、中学で吹奏楽、高校で軽音楽をやっていたので音楽活動を続けたい思いもあったのですが、バイトを多く入れたかったので週2〜3日固定で行われる活動への参加が厳しく断念しました。
1年春学期、バイトのしすぎで成績が…
−バイトは何をされましたか?
いろいろ掛け持ちしていましたね。学生団体の先輩に紹介してもらったカレー屋さんを軸に、居酒屋、百貨店店員、歯科助手なども経験しました。カレー屋さんのバイトを始めた時期は1年生のGW明けくらいなので、まわりの人より少し早かったかもしれません。そこからはとにかくたくさんバイトを入れていましたね(笑)
−では勉強面はどうでしたか?
それがですね…1年春学期は大苦戦しました。特に私がいた学科(経営システム科学科、2016年限りで募集停止)は数学が必修だったのですが、数学が苦手な私は苦戦しました。別にオールしまくって遊んでいたとかそういうわけではないのですが、バイトをやりすぎて勉強不足でしたし、正直舐めていたのも否めません。
その教訓を生かして、1年秋からは気を改めて勉強も全力で頑張りましたが、それでも苦手な数学には苦労しました。理系の友達などいろんな人に助けてもらってなんとか必要な単位を取得して、3年秋学期からは大学で講義を受けることはグッと減りました。
大学で学んだことが実際の社会で役立つことも!
−おすすめの授業を教えてください!
全学教育科目(般教)だと、「経営者から学ぶリーダーシップと経営理論」ですね。毎年経営学部生のほとんどが履修を希望する大人気講義です。毎回違ったベンチャー企業の方からお話を聴けるので、とても勉強になります。
経営学部の専門科目だと「ビジネスゲーム」が面白かったです。パソコン上でチームごとに物を売るシミュレーションを行って結果を競い合い、さらに結果を分析し発表しました。
あと、マーケティング系科目の講義を通して知った本は、インターン先で役に立ちました。インターン先の人におすすめの本を聞いたら授業で読んだ本だった、なんてこともありました。なので、大学の講義は真面目に取り組んだ方が良いですよ!(笑)
−ゼミはどちらに所属されていましたか?
マーケティング・商品企画が学べる谷地ゼミに所属しました。
経営学部のゼミに多いビジネスコンテストへの参加はありませんが、実践的で商品企画のエッセンスや思考のフレームを学ぶことができました。
特に、大手企業で商品企画や提案、講義を行っている先生の繋がりを活かして、社会人の方からお話を聴ける機会が多くあったのが良かったです。
ゼミ生もインターンや資格勉強に勤しんでいる人が多く、刺激的な環境でした。
−一人暮らしで苦労したことはありますか?
お金のやりくりが本当にキツかったです。家の都合で仕送りはなく、家賃も途中からは自分で半分出していました。
ただ一人暮らしがしたくて県外の大学を選んだというのもありましたし、自由を得ることができたので一人暮らし自体は楽しかったです。
仕事は東京まで出ればバイト・インターンの種類が豊富ですし、遊びに行くにもキラキラした場所が多くて楽しかったです。
入学時から就活をゆるく意識、3年1月に内定
−就活はどんな感じでしたか?
入学時から就活をゆるく意識はしていました。学生団体に入ったのも就活のネタになりそうというのが理由の一つです。2年次夏休みからは1年半ほどインターンを行いましたが、これも就活のネタにしたかったのと、どんな職業があるかを知りたかったというのが理由です。
就活への意識が強まったのは3年の6月でした。一応1DAYインターンで各業界を一通り見ましたが、やっぱり経営学部に入った理由でもあるマーケティング、特にPR業界が楽しいなと思いました。
そんな中、友達がメガベンチャーの内定者とつないでくれたのをきっかけに、面接を受けた企業で3年の10月からインターンをしました。そこで「この会社、素敵だな、ここで働きたいな」と思ったものの、その時点ではなかなか決めきれなかったので、2ヶ月ほどいろんな業界をよく見て、「やっぱりここだ」と決意が固まった3年の1月に本選考を受けて内定をいただきました。
なので4年生では特に就活をしませんでした。内定先でのインターンは、ミスコンで忙しくなるまで続けていました。
−内定先はどんな会社ですか?
キラキラしてる人が多い印象を持たれがちな会社ですが、目立つ人がかわいかったりSNSで目立つからそう見られてるんです(笑)。
単にキラキラしてるだけでなく、みんな仕事に対して熱い。私生活も仕事も頑張っているからキラキラしてる。とにかくみなさんの人柄がいい会社ですね。
−これからどういう人生を送りたいですか?
憧れの人であるこじはる(小嶋陽菜)さんみたいな人生を送りたいです。アイドル時代はキュート系だったのに、今はバリバリビジネス論を語ってブランドを立ち上げられているんです。Vlogを日本で広めたのもこじはるさんですし、とにかくセンスが良くて生き方がかっこいいなと思います。
私もいつかブランドや事業を立ち上げるのに携わって、好きなことを仕事にしたいなと思っています。
計画的に大学生活を送るべし!
−最後に、ズバリ大学生活を楽しむ秘訣を教えてください!
計画的に大学生活を送ることです。言い換えると、大学生活を時期で分けて、それぞれのブロックで何が必要かを考えるということです。
例えば、3年は就活、2年までは単位を取ることに集中する、といった感じですね。個人的には、インターンは1年生でやらなくてもいいのではないかと思っています。週5で通いながらインターンをするときっとパンクしてしまうので…。1年生は1年生の今しかできないことがあると思うんです。
大学生の今しかできないことを考えて、バイトやインターンなどを頑張って大学生活を楽しんで欲しいなと思います。