【AO試験】合格体験記 都市科学部建築学科~木許順賀さんの場合~

【AO試験】合格体験記 都市科学部建築学科~木許順賀さんの場合~

今回は都市科学部建築学科の木許順賀さんにインタビューを行い、建築学科AO試験の勉強についてのお話を聞きました!
受験を検討している方は参考にしてみてくださいね。

「形」が好きで選んだ建築学科

―初めに、自己紹介をお願いします!

木許順賀です。神戸市出身で、神戸大学付属中等教育学校を卒業後、一浪して建築学科のAO入試で合格しました。よろしくお願いします。

―進路はどのようにして決定しましたか?

もともと航空宇宙の勉強をするために工学部に行きたかったんです。飛行機の形が好きだったので、将来は飛行機の設計をしたいと思っていました。だから現役の時は進路自体は早めに決まっていました。

ですが、よくよく考えたら飛行機の設計がしたかったのも「形」が好きだったからで、形について考えることや設計することのほうが自分のやりたいことに近いのではないか、と考えるようになりました。そして、建築学部のほうが自分のやりたいことに近いのではないかと思うようになり、だんだん建築学部のほうに志望が移っていったんです。現役の時も私立はすべて建築で出願していました。 

もともと横国の建築学科は一般入試で受ける予定だったので、AOはとりあえず出願してみた、という感じでした。志願書を出したのはテスト内容が面白そうだったからです。AO試験の一次試験の内容の一つに立体制作があるのですが、そういう座学的でないところもで評価されるところが面白そうだと感じました。受かるとは思っていなかったのですが、運よく受かってしまったという感じでした。

うまくいかなかった現役時代

―現役時代はどのように受験勉強を進めていましたか?

現役の時は部活が終わった5月くらいから受験勉強を開始しました。ですが、今までしっかりと勉強していなかったため、何から始めたら良いのかわからなかったですね。

理科の勉強を全くしていなかったため夏休みのほとんどを理科の学習に費やしました。秋以降は理科の勉強と同時に古典や地理などのセンター対策を始め、冬はとにかくセンターの過去問や演習問題を解きまくっていました。しかし、苦手な国語の点数が一向に上がりませんでした。

結果的に、センターでは国語と地理の点数が悪い上に、英語も思っているほど点数が取れず悲しい結果になってしまいました。

反省を生かした浪人時代

―浪人時代は途中まで一般試験の勉強をされていたということでしたが、どのように勉強を進めていましたか?

現役の時の反省を生かし、苦手な国語は古典でしっかり点数を取り、数学は確実に9割を取れる実力をつけるという目標を立てました。この目標を達成するために、古典は文法を一から叩き込み、数学は問題集の解答を見られない環境で自力で答えまでたどり着くように学習しました。理科に関しては、根本的な理解をすればセンター、二次共に点数が取れると感じていたので、予備校の授業をベースに学習していました。

夏休みの勉強は、数学は前期同様コンスタントに問題集を自力で解き進めました。古典はセンターの過去問を週に1.5年分くらいのペースで解き始め、古典の文章は、読みながら意味が入ってくるまで音読していました。物理化学に関しても、予備校の授業で学んだ内容を問題集を解くことで復習していた。夏休み中に地理の過去問は全部解き切る予定だったのですが、達成できませんでした。

夏休みの後半に、横国建築に目覚めました。志望校が決まってから学習のギアが上がったので、もっと早くから志望校は決めておくべきだったと思います。

9月以降の勉強のスケジュールも夏休みの時とあまり変わらなかったのですが、密度は格段に上がりました。また、このころAOに出願することを決め用意を始めたのですが、あくまでも一般で受かるつもりで勉強を進め、AO準備には基本的に時間を費やさないようにして日々の学習に影響が出ないようにしました。

横国の二次試験はそこまで難しいイメージはなかったので、内容を深くまで理解することで自然とセンター試験の点数もとれるようになる、という形で二次試験と並行して勉強していました。結局AO試験で受かったので、横国の過去問を解くことはなく終わってしまいましたが……

AO試験について

―AO試験の対策は具体的にどのようなことをしましたか?

前に述べたように一般試験の対策をAOについての対策は実はほとんど対策をしていなくて、9月くらいに志願書を提出してから10月の一次試験までの1か月くらいの間で対策しました。

話すことはあまり決めてなかったので、受験の行きの飛行機で内容を考えて、前日にホテルでボイスレコーダーを使って発表を気が済むまで録るくらいで、対策は終わりでした。

AO試験は一次試験で空間把握能力を見るようなテストと立体制作、二次試験で面接がありました。

一次試験のテストは幾何の問題で、平面図を書いたり、図形の体積を計ったり、といった形でした。微積を使って解くこともできましたが、あまり高校の授業には関係ない内容でしたね。

立体制作ではテーマを与えられてそれに沿った立体を制作する、という形です。自分の時はテーマが「中間領域」でした。空間把握能力を見られていた、という感じですね。

二次試験は面接でした。内容はまず数学の問題を渡されて、その場で解くような問題でした。これはあまり対策はしていなくて、一般受験の対策で何とかなりました。そして志望理由を聞かれました。僕は将来建築家になりたいという理由を答えたのですが、「横国に入れないと僕は建築家になれないんだ!」「横国の建築学科は僕にとって素晴らしいんだ!」みたいなことを言ったと思います(笑)

あとは立体制作のプレゼンをしました。自分の作ったものの写真を渡されて、どういう表現をしたのか、どうしてこの表現をしたのかを発表しました。自分が作ったものにちゃんと論理があって、作った意味があるんだということを説明します。

自分の時の立体制作のテーマは「中間領域」だったんですが、これを説明するためにセンター試験の国語の問題の内容を使って、日本の庭園は空間が流れていて、それと同じように 自分のつくった作品も 空間に仕切りを作らずに 仕切りを作らなかったことで中間な領域に通ずるものができている、みたいな説明をしました。

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楽しく過ごすことのできた合格後

―受験後の感想を教えてください。

面接のときに僕の知っている横国の教授が何人かいたのですごく楽しかったことを覚えています。楽しく終われたし、落ちても一般で受かろう、と思っていたので、気が楽でした。

―合格発表後から入学までの期間は何をしていましたか?

イギリスのオックスフォードに一カ月滞在して、語学学校に通っていました。現役の時はこういうことはできなかったので何もしなくていいかなと思っていましたが、浪人時は何もやることがなかったんですよね。だから時間がもったいないかなと思ったので行きました。ホームステイしながら学校に通いつつ、土日はロンドンや他の都市に行く、というような感じで過ごしていました。良い経験をできたと思っています。

―それはとてもいい経験をなさいましたね!最後に、受験生に対するメッセージをお願いします!

合格体験記を見てる方の中で、AOを出すか出さないかで迷っている人もいるかもしれないので、自分のAOに対する考え方を少し話します。僕自身も受かるはずのないAO入試に出願するべきか、かなり悩みました。実際、出願書類の準備や受験対策に時間はかかりますし、メンタルの面でもしんどい時期はありましたが、AO入試は僕にとって初めて建築について深く考える貴重な機会になりました。今でも、AOで落ちていたら自分はどうなっていただろうと夢を見ることがありますが、もし落ちていてもAO入試を受けたことを後悔しなかったと思います。もし、横国の建築学科にどうしても入りたいという気持ちがあり、AO入試に興味があるのなら受けるべきだと思います。

―本日はありがとうございました!

【参考】使用していた参考書

木許さんが受験期に実際に使っていた参考書を教えていただきました!

英語

速読英単語 受験単語をほとんど網羅している印象があります。
英熟語ターゲット1000 センターの熟語問題で大活躍
頻出英文法・語法問題1000 文法・語法問題対策にどうぞ

数学

スタンダード数学演習IA,ⅡB  一冊しっかり解けるようになったらⅠAⅡBで点を落とすことはないと思います。
チョイス数3

国語

センター過去問

物理

良問の風、名門の森 解説があまり良くないので、演習用に使っていました。
短期攻略 センター物理(駿台) おすすめの一冊。このシリーズは基本的にセンター前の総整理におすすめです。もし、理科に自信がなかったら、この一冊をやりこむことでセンターだけなら乗り切れるかもしれません。

化学

重要問題集 短期攻略 センター化学 

地理

地理Bの点数が面白いほど取れる本 スラスラと読めます。

今回の記事は以上になります。

(ライター:えすぷれ)

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