本当に面白い?教養教育科目特集!

2016.04.05

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。さて、いよいよ大学の授業が始まりますね。おそらく、学部に関わらず1年生が多く受けるのが、教養教育科目(通称:般教/ぱんきょう)ではないでしょうか。とはいえ、数が多く、どれを履修すればいいのかよくわからないですよね。

-shared-img-thumb-PAK86_atarasiiharu15090738_TP_V

そこで、メインストリートに並ぶ各サークルの履修テントや、先輩からのアドバイスで決める人が多いですが、意外と多いのが「これ楽単!オススメ!」というアドバイス。確かに効率よく単位が取れることはいいことなのですが、「楽に単位が取れるか」ではなくて、本当に面白くてためになる般教を選びたいという人もいると思います。

そこで、今回は私が実際に受けてみた般教を紹介します。少しでも参考になれば幸いです!

 

■教育学(教育と人間)

この授業では、いま起きている教育問題をグループごとに調べてプレゼンをし、全員で議論をしました。ちなみに、私は歴史教育の在り方に興味があったので、それについて調べて発表しました。他の人は、道徳教育の教科化や、家庭教育の在り方、八重山教科書問題、英語教育の在り方、いじめの問題、体罰の問題などを取り上げていましたね。

また、少人数で話し合いながら進めていくスタイルだったので、話を聞きながら自分の意見を組み立てて、議論に参加していくいい練習になりました。ディスカッションをしたい人にはぴったりだと思います。

「学校教育課程ではないけれど、将来教員を考えている」という人や、「今まで過ごしてきた学校の在り方を考え直したい」という人にオススメの般教ですね!

 

■日本国憲法

将来教員を目指す人が、必ず履修しなければならない般教です。「つまらない」「難しい」なんて声も聞こえますが、中高で習った日本国憲法についてより深く学ぶことができ、法律ならではの論理的な考え方も身に付きます。また教育に関する事件や判例を学べることも、教員を目指す人にとっては魅力です。「憲法」は私たちの暮らしにも深く関わっているので、教員を目指していなくても学んでみてはいかがでしょうか。

 

■生物の社会

動物の体の仕組みや植物の種類よりも、彼らの関係性や進化の過程に注目した授業となっていました。生活のためにマングローブを伐採したり、珍しい植物を見るためにハイキングに出かけたりするといった人間の暮らしも、「生物の社会」としてまとめて語る視点が興味深かったです。そのため理科が苦手な文系の人でも面白く学べます。

 

■日本前近代史

この授業では「都市」をテーマに弥生時代から江戸時代の都市の移り変わりを学びました。資料がとても充実していて、今までの授業やテレビの時代劇ではよくわからなかった村や都市の様子が、とてもよくわかりました。日本史が好きな人にはたまらない般教ですね。

-shared-img-thumb-PP_ohori_TP_V

 

■歴史と現在

こちらは、15回の授業を別々の先生が担当するオムニバス形式の般教でした。現在起きている問題を、歴史的な観点から読み解くという内容でした。

憲法学の先生が法律の歴史から「法」の在り方について話してくださったかと思えば、人文地理学の先生が給食や栄養をテーマに「食」の問題を投げかけてくる、文化人類学の先生が無文字社会での歴史について話してくださったかと思えば、ドイツ近代史の先生が記念碑をテーマに歴史について語ってくる、アメリカ史の先生が「歴史とは何か」という抽象的な話を始めたかと思えば、東北でフィールドワークをしていた先生が東日本大震災からの復興について話してくださる、というように、様々なことを学ぶことができ、とても面白かったです。

 

■日本語を教えよう

ずばり、外国人に日本語を教えることを学ぶ般教です。面白い先生と一緒に、実際に使われている教材やビデオを見たりしながら、日本語を教える時のポイントや、日本語教育の問題点などを考えたりしました。英語や第2外国語(通称:2外)の学習と絡めて考えると、ついニヤニヤしてしまいますね。

また個人的には、留学生の方が数名履修していたことが印象的でした。

 

■特別支援教育入門

いかにも学校教育課程の専門科目のようですが、実は教育人間科学部全体に開講されているため、人間文化課程の学生も受けることができる、謎の般教です。

内容はがっつり特別支援教育についてですが、決して特別支援学校に行く人のためだけの知識ではなく、誰でも過ごしやすい環境作りについて考えることもできます。

 

■留学生支援入門

こちらは日本語・日本語事情教育、異文化コミュニケーション論などの留学生への支援について講義を受けるだけでなく、実際に日本語スピーチコンテストを運営したり、日本の文化について調べてプレゼンをしたりと、実践的な活動もできる般教です。失敗することもありますが、留学生との交流をするチャンスもあります!

留学生と交流したい!という人や、留学を考えているという人、異文化交流に興味のある人にオススメです。

-shared-img-thumb-MS251_japanpassport_TP_V

 

■建築の環境と防災

文系の学生も多く受けているのにも関わらず、専門的な建築構造力学、建築構造学、建築環境工学などを学ぶ般教です。私個人としては、かなりとっつきにくい内容だったのですが、世界中の様々な住居について丁寧に説明してくださったり、耐震補強工事の仕組みについてわかりやすく解説してくださったりして、意外と理解できたので、受けてよかったなと思いました。今でも建築現場や大きな建物を見ると、この授業のことを思い出します。

 

■日本文化の形と伝承の諸相

「日本の文化がどう伝わってきたのか、どう伝えていくのか」について学ぶ般教です。歌舞伎や落語が取り上げられたかと思えば、漢字の成り立ちひらがなの話から、いきなり書写の硬筆の練習のようなものが始まったり、報道機関の方を招いて、報道の在り方について考えたり。よくある「ザ・日本の伝統文化」とらわれずに、いろいろな方向に発展していくのが、面白い授業です。

 

■地球と惑星の科学

ビックバンから始まり、太陽系の惑星や衛星、そして我らが地球の構造について学ぶ般教です。地球外生命体やジャイアントインパクト、ハビタブルゾーンなど、宇宙好きやSF好きにはたまらない授業となっています。「なぜ地球には陸と海があるの?」「プレートの境目ってどうなっているの?」など、意外と知らなかった地球の謎にも迫れます。

また「指定された博物館に行き、レポートを書く」という課題が出ました。私は1人で上野の国立科学博物館に行ってきたのですが、予想外に楽しくてそわそわしてしまい、1人で挙動不審に陥っていました。(同時に「進撃の巨人展」にも行けたので、大満足でした(笑))

 

■色彩論

課題が多いことでも有名な「色とは何か」ということを学ぶ般教

ただ色の仕組みを学ぶだけでなく、日本の伝統色について学んだり、自分で作品を作ってみたりしながら学んでいきます。身近なものの「色」に目を向けられるようになりました。建築系の人や、芸術系の人はもちろん、様々な学部の人が受けています。

-shared-img-thumb-PAK85_Splatoon0215194615_TP_V

 

 

これはあくまで、私の感想です。また、年度によっては開講されなかったり、担当する先生が変わってしまって雰囲気ががらりと変わったりしている可能性もあります。まずは、シラバスをしっかり確認したり、その授業に実際に出てみたりして、自分が受けたいかどうか考えてみましょう。(第1回の授業はオリエンテーションとなる授業も多いので、まずはお試し感覚でいろいろな授業に出席し、最終的に自分に合う授業だけ履修登録することをおススメします。また、履修キャンセル期間(通称:履キャン期間)などもありますよ!)

 

自分の専門だけでなく、幅広い教養を身に着けるための教養教育科目。時には、単なる教養で終わらず、サークルや趣味、アルバイト、そして自分の専門のヒントになったりすることもあります。「楽に単位が取れるかどうか」は大学生活において非常に大切なことではありますが、自分のためになる般教を、選んでほしいなと私は思います。

 

(ライター:ちひろ)

コメント

  1. […] おすすめの教養教育科目(般教)についてまとめた過去の記事もあるので、ぜひこちらもご覧ください! […]

お名前*

コメント*

横浜naviGATEとは? twitterTwitterはこちら!
分野・目的
アーカイブ