早期合格者の皆さんへ(一般入試サイドより)

2016.11.01

だんだんと寒くなってきて、布団から出るのが億劫になる季節になりましたね。横国生の皆さんは充実した大学生活を送れているでしょうか。受験生の皆さんは、二次試験対策やセンター試験対策に追われたり、模試をたくさん受けたりして、とても大変な季節だと思います。

一方で、AO入試や推薦入試を乗り越え、一足先に受験を終えた高校生の皆さんも多いのではないでしょうか。しかし受験勉強を続けている友人たちがいる中、残りの数か月をどう過ごせばいいのか、意外とわからないもの。そこで、残りの高校生活をどう過ごせばいいのか紹介したいと思います。

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横国生の多くは、2月や3月まで勉強を続け、センター試験や二次試験を受験した人たちです。(もちろん私もその1人です。)ここではそんな一般入試組から見て、早期合格した推薦入試組にやってほしかったこと・やってもらって嬉しかったことや、やってほしくなかったことを紹介したいと思います。

もちろん、推薦入試組に対する気持ちは人それぞれ。これはあくまで私なりに思っていたことなので、横国生の皆さんは昔を思い出しながら、受験生の皆さんは自分の勉強スタイルを見直す気持ちで、気軽に読んでほしいなと思います。

 

 

○一緒に勉強を続ける

やはり一緒に勉強してくれるだけでも受験生の心は救われます。せめてセンター試験までは、受験勉強を続ける気持ちでいてほしいなと思います。学校によっては、早期合格者や就職する人もセンター試験を受けるように言われることもありますよね。(もっとも、センター試験の結果も必要な推薦入試、AO入試も存在しますが…。)

推薦入試組が受験勉強をする大きなメリットとしては、「切迫した雰囲気がない」ことがあげられます。確かにもう合格してしまったので緊張感に欠けるところはあるかもしれません。なのでその分点数にこだわらずにのびのびと勉強できます。入試を意識しすぎると、つい点数や偏差値、効率の良さにこだわってしまい、考えることがおろそかになったり、教科書以外の知識に目が向かなかったりと浅い勉強になりがちですよね。けれどその中で、点数にこだわらず考えることを重視した勉強をしている人の存在は、受験生にとってとてもいい刺激になります

もちろん受験勉強で培った知識や勉強する習慣は大学生になっても必須ですし、大学ではより「考える」ことが重視されます。「受験勉強」というよりも、「大学の授業のための準備」という気持ちで勉強を続けておいたほうが、絶対にいいと思います。

また、この機会に高校の授業では学ばない内容に少し触れてみるのもいいかもしれません。第2外国語について調べてみたり、自分の将来の専門分野にまつわる本を読んだりしてもいいでしょう。

(ちなみに私の友人たちは、得意科目(=大学での専門分野)を中心に勉強を続け、学校の方針であったとはいえ、センター試験まで一緒に勉強を続けてくれて、本番も泊りがけで一緒に受けてくれました。暗記やテクニックだけでなく、大学の授業まで意識しながらどんどん調べたり考えたりしている友人の姿に刺激を受け、時には一緒に脱線してまで勉強したり語ったりしたのが、結局入試本番や大学の授業で役に立っています。)

もちろん「今まで頑張ったから、残りの高校生活は遊びたい」「目標がないのにやる気が出ない」という人もいるでしょう。それでも「高校最後の定期テストでは1位とって推薦で合格した意地を見せてやる」くらいの気持ちで、モチベーションを上げて頑張ってほしいなと思います。もしかしたら「お前どうせ受かってるじゃん」と癪に障る一般入試組もいるかもしれませんが、勉強を続けることは悪いことではありませんから、思いっきり勉強していいと思いますよ。

(ちなみに私の友人の一人は、「今まで学校のトップ3だったのだから最後は有終の美を飾るよね」と先生に言われ、なぜか指定校推薦で合格後も猛勉強していました。)

 

△高校生活や勉強と関係のない話で盛り上がる

高校生だし勉強は続ける、といっても、やはり遊びたいですよね。遊園地に遊びに行ったりコンサートに行ったり、卒業旅行に出かけたり、テレビを見たり、買い物に出かけたり、学校行事で盛り上がったりと楽しいことはたくさんあります。中には大学入学後を意識して、新居を探したり自動車の免許をとったりする人もいるでしょう。

しかし、周りにはそういう楽しいことを我慢して勉強を続けている人が大勢います。模試の結果が上がらず志望校を変えないといけないかもしれない、センター試験の結果次第では志望校を変えるかも、というギリギリの状態で、将来が全く決まっていない人も大勢います。そんな人たちからすればどんな話であっても、楽しそうな雰囲気は辛いものです。特に高校生活とは関係のない遊びの話は辛いですよね。

もしかしたら気を使って、推薦入試組だけで話したり、目立たないようにしたりしているかもしれません。しかしその楽しそうな声、意外と教室に響き渡っていますからね(笑) 自分たちが周りに影響を与えてしまうことを常に意識したほうがいいと思います。

 

△大変そうなので、邪魔しないようにあまり話しかけないようにする

一般入試組に煙たがられがちな推薦入試組。気を使って話しかけないようにしよう、とつい距離を置いてしまいがちですが、実はそんなことはありません。仲良くしたいと思っている人もいます。

推薦入試組と一般入試組が仲良くすることのメリットは、何といってもお互いの受験事情を知れることです。お互いに「受験生だからってギスギスしやがって」「合格したからって遊びやがって」というように妬みあうのではなく、「お互い頑張っているんだな」と思えたほうが絶対に勉強そのものに集中できます。

実は気を遣う邪魔しないようにしていてくれているものも、静かに勉強ばかりしていると距離を置かれていることにも気付いてしまうものです(笑) 一般入試組の人の中には、逆に申し訳ない気持ちになってしまう人もいます。

 

 

○入試や大学生活の話で盛り上がる

一般入試組からすれば、すでに試験を受け合格した推薦入試組はいわば「受験の先輩」そして「受験仲間」でもあります。正直遊びの話は聞きたくありませんが、出願方法、志望校の決め方、入試本番の様子や対策方法、合格後の具体的な動きなどは自分のためにも知りたいもの。気を使いすぎて疎遠になってしまうようでは、逆にお互い疲れてしまいます。「受験の先輩」としていろいろアドバイスしてあげてもいいのではないでしょうか。

(私も、AO入試や推薦入試を受ける友人たちが、何度も何度も出願の書類を書き直したり、小論文や面接の練習をしたり、合格発表を調べにパソコン室に向かったりしている姿を見て、自分の入試本番をイメージしてモチベーションを保っていた時期がありました。)

 

 

○凝り固まっている一般入試組の息抜きに付き合う

一心不乱に勉強を続ける一般入試組。しかし受験勉強で息抜きがとても大切なことは、すでに合格した皆さんならわかるはずです。しかし切羽詰まった一般入試組の受験生たちの中には、息抜きのタイミングを逃してしまっている人が大勢います。

そこで、すでに合格し余裕のある推薦入試組の皆さんが息抜きをプロデュースしてあげましょう。普段頑張りすぎな友人を、さりげなく映画やイベントに誘ったり、ご飯や散歩に連れ出したりしてみてはどうでしょうか。また明るくたわいもないおしゃべりをするだけでも気分がほぐれることもあります。

(横ナビのメンバーは、一緒に勉強した後にファストフード店に付き合ったり、コンビニでおでんを食べながら話したりしたようです。さりげないですが、ほっとする時間を過ごせますね。)

しかし、やりすぎてはただの邪魔になってしまいます。まるでプロの塾講師のように的確なタイミングを見計らっていかなければならない、意外と難しいミッションです。

 

 

○心のこもった手作りプレゼント大作戦

入試の方法は違えど、やはり共に学校生活を過ごした仲間。応援したいですよね。

そんな推薦入試組の皆さんには、プレゼント大作戦をお勧めします。プレゼントと言っても、何も買う必要はありません。ちょっとしたメッセージカードやイラストでもすごく励まされるはずです。

また、自分の得意科目の内容をノートなどにまとめてプレゼントしたり、必要なくなった参考書を貸したり、なんてプレゼントも受験生ならでは。大学生になったら自炊することを考えている人は、練習も兼ねてお菓子を作ったりしてもいいかもしれません。

(私の友人はイラストが得意だったので、生物の用語を設定付きで擬人化したイラストで解説してくれたり、歴史上の人物のイラストにメッセージを加えてプレゼントしてくれたりしました。おかげで楽しい受験勉強ができました。)

私がこの時期におすすめするのは、年賀状です! センター試験直前なので、多くの受験生は年賀状を書くことができずに諦めてしまったり、メールなどで済ましたりするのではないでしょうか。でも時間がある推薦入試組の皆さんは、ぜひ心を込めて年賀状を書いてみてください。きっととても嬉しいプレゼントになるのではないでしょうか。また、高校卒業後はバラバラになってしまう可能性が高いので、この機会に連絡先を交換できるというメリットもありますね。

ただし、これを「嫌味」ととらえてしまう人がいることも事実です。そうは思われないくらい、心のこもったプレゼントで応援できるといいですね。

 

 

よく「推薦入試の人がウザかった」と言う一般入試組の人がいます。悔しいですが頷いてしまいます(笑) しかし私は、高校時代の友人が「合格後どう接していけばいいのかわからなくてずっと悩んでいた。どんなに一緒に勉強を続けても、どうしても自分たちは浮かれてしまい、邪魔になるとわかっていた。でも学校は何も教えてくれなかった。いっそ学校に来るなと言われるほうがよかった。」と言っていたのが今でも忘れられないです。

「受験は集団戦だ」という言葉があります。もちろん入試本番はひとりぼっちなので、最後は個人戦ですよね。けれどそれまでの受験勉強では「集団」が作る環境が大きく影響していたなと、改めて高校生活を振り返って強く感じました。現に私がここまで勉強できたのも、推薦入試組、一般入試組の友人たちが一緒に頑張ってくれたおかげだと思っています。

推薦入試組の皆さん、ぜひ残り数か月、受験生の皆さんを支えてあげてください!

 

(ライター:ちひろ)

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