合格体験記 ~教育人間科学部人間文化課程 櫻井文和子さんの場合~

2013.09.12

みなさんはじめまして!今年から横ナビのメンバーとなりました、1年のひらのんです。よろしくお願いします。

さて、受験生のみなさんは夏休みが終わり、2学期に入っていると思います。9月からは受験勉強の後半戦。夏休み中に目標へ近づけた人も、そうでない人も、ここから気を引き締めてがんばりましょう!
今回は、教育人間科学部人間文化課程の櫻井文和子さんの合格体験記を紹介します。

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教育人間科学部 人間文化課程1年 櫻井文和子 (サクライ ミワコ)
一般入試 前期試験 現役合格
県立高崎女子高等学校
出身:群馬県

 

―高校時代はどのように過ごしていましたか?
部活動に打ち込んでいました。演劇部に所属していて、自分たちの代は部員が5人しかいなかったのですが、劇の創作などを通してよく話し合うのもあって、とても仲がよかったです。勉強は、1、2年生のころは与えられた宿題をこなしたり、試験勉強をしたりする程度で、受験を意識することはあまりありませんでした。

 

―横国を志望校に選んだのはなぜですか?
2年生の夏休みに、オープンキャンパスに行くという宿題が出て、そのときに横国へ行ったのがきっかけです。横浜への憧れと、金銭的な面から、国立大学である横国が気になっていたんです。人間文化課程を選んだのは名前が面白そうだったからです(笑)。また、オープンキャンパスで行われた中川先生(人間文化課程の准教授)の模擬講義と教授の方々の座談会で、他の国公立には無い広い研究領域と自由さを感じ、そこに惹かれて横国の人間文化課程を第一志望にしました。

 

―受験勉強以前の普段の勉強はどのようにしていましたか?
部活の舞台の本番が近くなると忙しくなり、家に帰ってもすぐに寝てしまうことが多かったので、予習・復習は手を抜きがちでした。塾には通っていなかったので勉強を強制されるような環境も無く、普段は宿題をこなして、学校の小テストの勉強をするくらいでした。3年生になってからも与えられたテキストや宿題が中心で、参考書を買うようなことはありませんでした。

 

―受験に向けて勉強し始めたのはいつ頃でしたか?
本格的に始めたのは3年生の夏ですね。2年生のオープンキャンパスで志望校は決まったものの、3年生の6月に演劇部を引退するまで受験勉強のスイッチは入りませんでした。3年生の夏に学校行事の勉強合宿に参加してからは、受験モードに切り替わったと思います。勉強していた記憶しかないくらい大変な合宿でしたが、先生も応援してくれたのでとても励みになる合宿でした。


―横国の人間文化課程(以下、人文)は前期・後期ともにセンター試験の比重が重いですが、櫻井さんはどのようにセンター対策をしていましたか?
○国語
受験勉強を始めた頃は現代文を感覚で解いていたので、解き方がよく分かりませんでした。なので、現代文の読み方を学ぶために、出口汪(でぐち ひろし)の現代文実況中継シリーズを読んで勉強しました。語句などの知識問題は、過去問や学校の夏休みの補講などで知識を増やしていきました。夏の時点では過去問を時間内に解ききれていなかったので、時間配分の感覚を掴む意味でも、現代文はとにかく問題量をこなしていましたね。 古文漢文は知識があれば解ける問題が多いので、学校で配られた参考書を暇なときに確認したり、問題を解き終わって分からなかった部分に線を引いて確認したりして、覚えたことを定着させるよう心がけました。

○英語(筆記)
過去問を解いてみた時、まだ自分が単語の意味を曖昧にしか覚えていないのを実感しました。なので、単語帳を空き時間に見るなどして単語の意味を定着させ、確実に使える語彙を増やしていきました。長文問題も単語の意味から内容の流れを予想して解いていきました。発音問題は対策を後回しにしがちですが、解けるようになると得点源になるので、発音問題用のテキストを1冊やるといいと思います 。私は模試で間違ったところだけピックアップして復習しました。

○英語(リスニング)
リスニングは週に1回学校で演習をやっていたので、そこで集中して勉強しました。数字の聞き取りは慣れないと難しいので特に注意していました。1度聞き漏らすと焦ってしまいがちですが、後の問題に影響するので焦らないようにしました。

○数学
数学は苦手科目だったので、過去問を解いて間違ったところを繰り返し解き直していました。参考書は『0からはじめて100までねらえる』シリーズを使っていました。苦手な人向けに詳しく解き方が書かれているので、かなり頼りにしていましたね。センター数学は問題量に対して時間が短めなので、知っておくと計算が楽になる公式や計算法などを覚えて、計算時間を短縮していました。

○日本史B
過去問と同じ問題が本番で出るわけではありませんが、知識を増やすために過去問を解くのがベストだと思います。私は自分で年表ノートを作り、問題で分からなかった事柄を新しい知識としてそこに書き込んでいました。模試の解答に付いている図表も便利なので、切り抜いてノートに張ると復習のときにも見やすいです。

○現代社会
最初は倫理で受験するつもりだったのですが、夏直前に倫理だけでは人文を受験できないことに気づき、慌てて現代社会に変えました(笑)。現代社会は時事問題を扱うことが多いので、参考書はなるべく新しいものを購入することをおすすめします。私はノートを作る代わりに、買ってきた参考書に自分で書き足して自分だけの参考書を作っていました。

○生物
私は生物図表をよく活用していましたね。センター生物の過去問は解説が詳しいので、それを読むだけでも勉強になりました。図や表のあるページには付箋をはって確認しやすいようにしていました。

 

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―勉強中のモチベーションの維持はどうされていましたか?
「絶対に横国に行きたい!」という気持ちに支えられていました。また、部活の仲間が励ましてくれていたのも大きかったですね。私はわりとネガティブな方で、受験期は暗い顔をしていることが多かったのですが、部活の後輩や同級生が「大丈夫」と声をかけてくれ、周囲から元気をもらっていました。部活を引退した後も、みんなで発声練習をしてストレス発散をすることもありました。
また、私は音楽が好きなので、「元気が出る曲プレイリスト」を作って1人の時にはiPodで聴いていました。勉強に集中したいときは歌詞の無いもの、元気が欲しいときは自分の好きなブルーハーツの曲を聴くことが多かったです。

 

―冬休みからセンター試験前日までの心境を教えてください。
冬休み中は学校が開催している勉強会に参加したり、自習用に開放された教室で自習したりしていました。他の同級生も多く参加していたので勉強に集中しやすく、先生にもすぐ質問ができるので良い環境でした。その頃になると、このまま頑張ればいけるかもしれないという自信がついてきたので、あまりプレッシャーは感じませんでしたね。
センター試験前日は「明日起きたらセンターなんだ」と思うと緊張しました。会場でなるべく落ち着けるように、勉強中によく着ていたパーカーや好きなお菓子を準備しておきました。お守りも「菅原道真のファンか!」というぐらい大量に準備しました(笑)。その日は音楽を聴いて緊張を抑えつつ23時半頃に寝ました。

 

―センター当日の様子はどうでしたか?
会場では部屋が学校ごとに分かれていて、周りに知り合いもいたからかあまり緊張しませんでした。でも、現代文でまさか刀の問題(※1)が出るとは思いませんでした(笑)。前の日に家族から「お前が分からない問題はみんな分からないよ」と言われていたし、頭が真っ白になるのはもったいないと思っていたのでその時はなんとか解きましたが、その日の夜は国語の問題がフラッシュバックして泣きたくなりましたね。
2日目の数学ⅡBでは、マーク箇所を大問1つ分間違えてしまってとても焦りました。それも気づいたのが終了5分前だったので、答えのマークを写して、間違えたマークを消しきれずに終わってしまいました。結果的には、間違ったマークは無いものとして採点してくれたみたいだったのですが、その時はもうどうしようかと思いましたね。

 

―センター試験の結果はいかがでしたか。
全科目で80%くらいの得点率でした。苦手だった数学を生物でカバーできましたね。

 

―横国2次試験や私大の試験の対策はいつ頃から始めましたか?
センター試験が終わった後から、横国と私大の対策を同時に始めました。私大の試験の方が先なので、私大対策を優先して始めましたね。横国の赤本は夏に買ってあったのですが、横国の人文は配点がセンター重視の学科なので、センター試験まではほとんどセンター対策の勉強しかしていませんでした。

 

―人文前期の総合問題(※2)は他に類を見ないような問題が多いですが、どのような対策をしましたか?
本当に変わった問題ですよね。過去問を先生に見せたら笑っていました(笑)。
総合問題1(日本語)の芸術系の問題対策として、選択美術の授業をとっている友達から美術の教科書を借りて読み、社会系の問題対策として最近のニュースに気を配るようにしました。
過去問は自分で解いてみて、それを自分の好きな日本史の先生に添削してもらっていました。物知りな先生だったので、教えてもらうというよりも会話をして、そこから知識を広げていくような感じでした。
総合問題2(英語)の問題対策は、自分で過去問をどんどん解きました。人文の過去問はまだ少ないので、人文の前身学科(地球環境課程、マルチメディア文化課程、国際共生社会課程)の英語問題にも手を伸ばしました。 分からなかった単語や文法事項はマーカーを引いて覚えていき、学校で配られた『速読英単語』や『ヴィンテージ』などの参考書を使って復習しました。英語は私大の試験の勉強とあまり変わりませんでしたね。人文の総合問題では英語の本文に関して日本語で記述する問題が多いので、学校で配られた2次試験向けの英語課題も「日本語で説明せよ」の問題だけは解いていました。

 

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―今の大学生活について聞かせてください。
興味があるのが横浜都市文化ラボ(※3)ですね。芸術家の人とアートプロジェクトに参加したり、教科書に載っているような人と直に話せたりと、幅広い活動ができそうなところがとても魅力的だと思います。
サークルでは演劇と映画制作をやっています。どちらも人と何かを作るという活動ですね。いろんな人の意見を聞いて、それを自分で消化していく、という過程が好きなので、高校の演劇活動で同じようにして得てきたものを、大学でまた広げていきたいと思っています。

 

―最後に受験生へのメッセージをお願いします!
とにかく、この大学に行きたい!という気持ちを大切にしてください。私はもともと成績が良くないほうでしたが、志望校を変えずに勉強するうちに、校内での順位が100位近く上がりました。今の成績が悪いという理由で志望校を諦めてしまうのは本当にもったいないです。
それと、勉強漬けで心身に負担を掛けすぎると大事なところで体調を崩すので気をつけてください。特に本番で全力が出せないと、今までの自分の頑張りや周りの人の応援が無駄になってしまいます。自分なりのリラックス方法をみつけて、適度に休憩したほうがいいと思います。センター本番、どんな問題でも諦めずに頑張ってください!

 

―ありがとうございました!

 

(※1)2013年度のセンター国語では、第1問が小林秀雄(こばやし ひでお)の『鐔』から出題された。刀の鐔(つば)について述べられた随筆風の評論文となっている。

(※2)人間文化課程の総合問題は、日本語の文章や図などの資料から読み解く問題(総合問題1)と、英語の資料を読み解く問題(総合問題2)に分かれていたが、平成26年度から、一つに統合された “総合問題”として出題される。

(※3)人間文化課程の教員が主催する『教室を持たない芸術文化スクール』のことであり、国内外で活躍するアーティストや研究者を招き、学生と幅広い活動を行っている。

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